8割の人が失敗する長期積立投資の落とし穴と回避法7選

FIRE

今回は日本人の8割が積立投資を失敗する理由とその解決法をお伝えします。

長期積立投資は、将来のために資産を増やすための良い方法です。しかし、多くの人が長期積立投資を続けることができません。

長期積立投資を成功させるには、事前に長期積立投資の落とし穴を知り、回避法を知っておくことが重要です。

自分の現在の状況を把握していないから

長期積立投資をしていると未来のことに気を取られ、現在の状況を把握することに疎かになりがちです。

今現在、自分が持っている全資産の金額、年間の支出、年間の収入額をばっちり把握できているでしょうか?

おそらくほとんどの人が把握できていないと思います。

このことが長期積立投資を途中でやめてしまうことに大きく関係してきます。

理由は3つあります。

1つ目は現状を把握していないことにはしっかりとした目標が立てられないからです

例えば毎月投資する金額を決めたとしても、自分の年間支出を把握していなければ、途中で資金が不足する事態になります。

2つ目は投資のリズムが整わないからです。

収入と支出を把握し、自分には投資に回せる金額がいくらあるのか分かっていないと、投資する金額が毎月のように変動する可能性もあります。

月によっては投資をできない月も出てきます。

リズムは本当に大事です。

一度でもリズムが狂うと投資を断念することに繋がります。

3つ目は変化に対応できないからです

自分のお金の現状を把握していないということは、貯金が十分に貯まっていない方も多いと思います。いざお金が必要になった時に投資をするはずだった資金をそちらに回すことになります。

そして、投資をするためにお金を貯めたいとなった時に、どういう節約行動をとったらいいのか分からず、お金を貯めることができません。

こうならないためにも一度全部の資産と、年間の手取りの収入はすぐに把握してください。

支出については家計簿を必ずつけて把握してください。

現在のお金の状況をしっかり把握しないことには投資は絶対に成功しません。

モチベーションをどこに持っていたらいいのか分からないから

長期積立投資は名前の通り10年以上の長期に渡り運用するものです。

結果がすぐに出るものではありません。

そして積立投資は一度積立の設定をしてしまうと本当にやることがないです。

しかも数10年後に投資の結果がどうなるかも分かりません。

そうなるとモチベーションのやり場に困ります。

解決策はモチベーションを積立投資に使わず他のことに使うことです。

積立投資は一度設定したらそのままほったらかしていても平気という素晴らしい特性を持っています。

そうなると他のことに時間を割くことができます。

投資を手段にセミリタイアを目指している方も多いと思います。

そういった方は空いた時間を副業や節約法の勉強をするということにモチベーションを持っていくことをオススメします。

ゴールを明確にしていないから

みなさんは長期積立投資のゴールを明確に決めていますか?

先ほど、長期積立投資はモチベーションをどこに持っていたらいいのか分からないとお伝えしましたが‥

ゴールを明確にすることも長期積立投資を継続する1つのモチベーションになります。

しかし、ゴールをおぼろげにしか決めていない方が多いと思います。

15年以上は続けるとか、とりあえず60歳までは続ける、一千万投資したらやめるなど…

確かに長期積立投資は数十年後に向けての行動になるので目標は立てずらいです。

しかし、ゴールを明確にしないと何かマイナスな状況に陥った時に積立投資をやめることに繋がってしまいます。

これから投資はライフプランの一つとして重要な手段となります。

自分なりのライフプランを立てるのと並行して、投資を何年続けるのか、何歳まで続けるのか、いくら貯まるまで続けるのかを明確に決めておくべきです。

数十年の長期の計画になるので、その都度変更はあると思いますが、明確なゴールを立てるのと立てないのでは全くモチベーションが違ってきます。

情報が溢れているから

SNSで投資に関する情報が溢れています。

しかも、投資スタイルは千差万別なので特に投資初心者はどの情報を選択したらいいのか、分からなくなります。そうなると勉強をしたとしても投資の知識が体系的に身に付きません。

知識が不足していると投資について懐疑的になり長期積立投資が出来なくなってしまいます。

解決策とすると、長期積立投資に関する本を3冊読むことをおすすめします。

本は投資の知識を体系的に身につけることに優れています。

3冊も読めば、自分なりの投資手法、戦略等も出来上がります。

その後にyoutube等で勉強すると、投資の知識がつくスピードが格段に違ってきます。

すでに成功している事例があるから

例えば今から10年前に積立投資を始めている方はすでに資産を増やしています。

そういった事例は数えきれないほどあります。

その成功事例が逆に長期積立投資を継続できない結果を生んでいると私は思います。

なぜならば、すぐにお金持ちになりたいと思うからです。

成功している人の事例を目にする機会が多いと、長期の積立投資をするより、リスクを負って投資をして資産を早く増やしたいという人も出てきます。

解決策はもう一度原点に帰ってみることです。

必ず長期積立投資を始めたきっかけであったり長期積立投資を始めた理由であったりがあるはずです。

そうすると長期積立投資を短期で辞めてしまう選択はしないと思います。

自分でコントロールできないから

どんなに積立投資の勉強をしても、株価は絶対にコントロールできません。

株式市場は常に変動しており、株価が暴落することもあります。

自分でコントロールできない上に、これまで必死に積み立ててきた資産がみるみるうちに減少してしまう‥

こういった状況にいざ直面すると、暴落は必ず起こることと分かっていても、多くの人はどう対処すればよいかわからず、パニックに陥ってしまいます。

解決策としては、先人たちはどのような行動をとったのか調査し、自分だったらどういった行動を選択するか自分基準で決めることです。

暴落はこれまでに何回も起こってきました。必ず先人たちの行動サンプルがあります。

投資している銘柄についてよく知らないから

積立投資を始めた時、投資する銘柄はどうやって決めたでしょうか?

おそらく誰かのおすすめを聞いて選んだと思います。

そして投資を始めてから自分でその銘柄のことについて調べたでしょうか?

投資している銘柄について解説している動画等もあるとは思いますが‥

必ず自分でその銘柄について調べて下さい。

たとえ、解説している動画と同じことしか得られなかったとしても‥

誰かに教えてもらった情報と、自ら調べて得た情報は重みが違います。

その銘柄が好きになるまでその銘柄のことを徹底的に調べて下さい。

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