増税や物価上昇などを受け、老後のことを不安に思う方も多いと思います。
今回は老後不安を少しでも解消すべく、老後貧乏を回避するために退職までにやるべきことを１０個お伝えしていきます。
老後の不安は完全に消し去ることはできなくても、今の内から対策をして出来る限り不安を解消して老後貧乏を防ぐことは出来ます。
予算を立てる癖をつける
老後貧乏を回避するために、月々の予算を立てることを今の内から癖づけておくことをオススメします。
企業が必ず予算を立てるように個人も予算を立てることは大切です。
なぜならば月の経済活動のシュミレーションが出来るからです。
これをやることで、計画的にお金を使うようになり、衝動買いも減り、お金を丁寧に使う習慣が身に付きます。
退職をするとほぼ全ての方は収入が下がります。
そうなると計画的に丁寧にお金を使う習慣が身に付いていることは大きなアドバンテージになります。
心地のよい年間支出を確定させる
欲しいと思ったモノは全部欲しい、稼いだお金は全部使うことが心地よい年間支出だという方は聞き流して下さい。
ここでいう心地よい年間支出とは自分にとって本当に大切な時間や人、モノにだけお金を使った時の支出です。
私はセミリタイアする前に心地のよい年間支出を確定させました。
その結果、稼いだお金を全額使っていた浪費家時代に比べて、生活満足度が圧倒的に上がりました。
少ない年間支出で最大の生活満足が期待できます。
老後はいくらお金が必要だという無責任な情報は無視して下さい。
老後に必要な金額は自分にとって一番心地のよい年間支出が決まることで自ずと決まってきます。
これが決まれば老後の不安を軽減させることができるとともに、老後貧乏も回避することができます。
SNSを始める
ＳＮＳを情報機関として活用してください。
情報は武器になります。
家族や友人、職場の同僚などの情報の他にＳＮＳに溢れる無限の情報を享受してください。
普段関りの深いコミュニティーからの情報では量に限りがあります。
そしてもう一つ‥
大量の中から正しい情報を選択する力を身につけることが本当に大切です。
退職後は情報の選択ミスは取り返しのつかないことになりかねません。
今の内から情報の正誤を選択する力を養っていて損をすることはないです。
お金の勉強をする
仕事を辞めてからお金の勉強をするのでは絶対に遅いです。
なぜならば働いてある程度収入を得ている時の方が、お金を守る必要があるからです。
節税や利用できるお金の制度など、退職する前から勉強をして利用しておかないと、退職後に後悔することになります。
働いている内にしておけば良かった。勉強をしておけば数十万、数百万得をしたなんてことにも成りかねません。
絶対に後悔しないようにお金の勉強は今すぐに始めて下さい。
投資の知識を身につける
私は投資を始めて3年程度の初心者かつ投資信託しか購入したことがないので、投資のことはよく分かりません。
なので投資をした方がいいということは言いません。
ただ、投資とはこういうメリットとデメリットがあり、注意すべきことはこういったことがあるなどの知識はつけておく必要は万人にあると思っています。
なぜならば、退職後にお金の誘惑が必ず襲ってくるからです。
金融機関等から投資を始めとする金融商品の勧誘が必ず来ます。
ここで投資の知識がない方は騙される可能性が高くなります。
数十年築き上げてきた資産を失う可能性があります。
ほんの少しでも構わないです。
投資とはどういったことなのか、知識０と知識１では全く世界が違ってきます。
区市町村のホームページを見る癖をつける
働いている間は会社がしてくれていたことを今度は個人でやる必要が出てきます。
確定申告や、公的な保険制度、健康診断の助成金の申請など、分からないことが多々出てきます。
しかし、こういったことは全て区市町村が助けてくれます。
ホームページを見ると全てが載っています。
私は退職する前は自治体のホームページなんて一度も見たことがありませんでした。
しかし、ホームページは宝庫です。
お得な助成金の情報、無料のスキルアップ講座、確定申告の情報、人間ドックの助成金の申請など…
ホームページを見ることで年間10万円以上得をするといっても過言ではないです。
自分の好きなことで副業を始める
退職する前に役職延長した上司のこんな言葉が印象に残っています。
退職してもやることがないからやりたくない仕事だけど仕事を続ける。
このような状況になることは本当に恐ろしいことです。
やりたくない仕事を40年続けて、勤務を延長させてさらにやりたくない仕事を続ける‥
こんなことにならないためにも、稼げなくても自分のやりたいことで今の内から副業を始めて下さい。
生活レベルを下げる経験をしてみる
退職すると収入が少なくなる方が大半です。
そうなると生活レベルを落とす必要が出てきます。
退職後のシュミレーションをすることは大切です。
収入がこれだけ減るから、これくらいの支出に抑えよう、医療費などの予測できない支出もある‥
ということになると、今の生活レベルを落とす必要は不可避です。
今の内から固定費の削減、自分にとって本当に大切なモノにしか支出をしないといった癖をつけておくことは大切です。
老後のシュミレーションをすることでこれらの行為を癖づけることに繋がります。
車を捨てる選択肢を考える
今現在車を所有している理由はなんでしょうか？
子供が小さいからあったら便利、旅行が好きだからあったら便利、買い物に行くのにあったら便利‥
ほとんどの方が車を所有する確固たる理由を持っていないと思います。
車を持たなければ生活できないと思い込んでいる、車を持つ事が世間の常識だから特に何も考えず所有しているといった方も多いと思います。
私は車を捨てることを強くお勧めします。
車は人を貧乏にさせる要素を数多く持っています。
車を捨てて、車がない生活が常識になれば、車を所有する癖をなくすことができれば本当に豊かな生活を送ることができます。
ここで話すと長くなるので車を捨てるべき理由を動画にまとめました。
お時間をいただけるのであれば、ご視聴していただけると嬉しいです。
年金額を把握しておく
退職後の収入は年金のみという方がほとんどだと思います。
それにも関わらず、年金額を把握している方はほとんどいないのはなぜでしょうか？
数十年後の収入だから無頓着になっている方も多いと思います。
また、送られてくる書類を始め、年金制度が分かりずらいからという方も多いです。
本当に分かりずらいです。
一度最寄りの年金事務所に行って将来もらえるであろう概算額を確認してきてください。
電話ではなく必ず直接出向いて下さい。
自分の将来の収入を今の内から把握しておかないと老後に向けての経済活動の準備が出来ません。
