今回はセミリタイア後に田舎暮らしをおすすめしない理由を20個紹介します。
私はセミリタイアに挑戦する前に、2年間田舎暮らしをしていたことがあります。
本当に関わる人関わる人がいい人ばかりでした。
しかし、セミリタイア後さらなる自由を求めて田舎に移住する。
スローライフを求めて移住する。
こんな生活はほぼ全ての人が実現できません。
田舎に移住すると時間と人間関係を自分でコントロールすることが難しくなるからです。
イノシシなどの野生動物と共存することになる
都会だとイノシシが出没したなんてことがあれば、大騒ぎになってニュースになりますが‥
田舎では当たり前です。
イノシシが出たくらいで騒ぐ人なんて一人もいないです。
そこら中に野生動物がいます。
慣れてしまえば大丈夫だと思いますが‥
イノシシが日常生活に溶け込んでいる光景はかなりのインパクトがあると思います。
猫よりもイノシシを見る回数が多い日もあります。
そして、ハクビシンやタヌキに屋根裏に侵入され、住処にされることもあります。
屋根裏でおしっこやフンをされ、木が腐って天井が落ちそうになっている光景を何度も見てきました。
農作業がブラック企業並みに辛い
地方移住して、農業で生計を立てようと考えている方…
注意が必要です。
早朝から晩までのどぎつい体力仕事です。
夏場のハウスの中‥砂漠よりも数倍暑いです。
そして、せっかく時間をかけて育てた作物がシカやイノシシに食べつくされる恐れもあります。
自由な時間が減る
都会に比べて自由な時間が圧倒的に減ります。
自治会の行事に時間をとられます。
モノを買いに行くのにも時間がかかります。
電車などの公共サービスを利用するのにも時間がかかります。
また電車の本数も少ないので、待ち時間もかかります。
そして夜はイノシシや熊に遭遇する恐れもあり外を出歩けません…
夜の自由時間も減ります。
散歩ができない
田舎暮らしで鳥の鳴き声でも聞きながら朝の散歩‥
虫の音でも聞きながら夜の散歩をしたいなんて思っている方も多いのではないでしょうか…
しかし、朝も夜も散歩は危険です。
いたるところにイノシシがいます。
時期によっては熊にも遭遇します。
熊注意の看板、標識が至る所に設置されています。
子供の可能性を狭めてしまう
学校の生徒の人数は都会に比べて圧倒的に少ないです‥
生涯にできる友達の数が圧倒的に少なくなります。
また教育機関も充実していないです。
さらに部活動の選択肢も限られます。
私の住んでいたところは卓球部と陸上部しかなかったようです。
自治会の行事が予想以上に多い
早朝の草刈り、側溝の掃除、体育大会などなど…
ほぼ強制参加の行事も多々あります。
都会であれば区役所がやるような仕事も地域住民がやっています。
自治会の行事だけで本当に物凄い時間を奪われます。
もしも自治会の役員なんかにされたら‥日常生活まで時間をコントロールされます。
一番驚いたことがありまして‥
都会で区役所への苦情を言う時には個人でいうことが大半だと思いますが‥
田舎だと地域の役員が同じ組合の住民の苦情を聞いて、役所へ苦情を言いに行くということが頻繁に行われています。
騒音がすごい
田舎は静かなことは確かです。
しかし、静かゆえに騒音が目立ちます。
トラックが道を通る音は都会なら気にならないですが‥田舎だととんでもなく気になります。
後は夜の虫の音など…
最初の内は風情を感じるのですが‥
毎日のように聞かされていると‥
特にカエルの鳴き声は夜寝れなくなります。
豚舎のニオイがきつい
豚舎から遠いところに住んだとしても注意が必要です。
風にのってかなり遠くまで臭いが届きます。
外に洗濯物干せません。
換気もできません。
野焼きをされるととんでもなく迷惑
初めて野焼きを見た時に本当にびっくりしました。
火事かと思うレベルです。
そして煙がそこらじゅうの民家に入っていきます。
都会でこんなことしたら絶対に警察に通報されます。
しかし、近所の人は文句ひとつも言わず、一緒に談笑している光景に驚きました。
道路が整備されていなく危険
とんでもなく危険です。田舎道はヒールなんかでは歩けません。
側溝にもカバーがしていないところもたくさんあります。
山道でガードレールがなく危険な所もたくさんあります。
夜道は特に車で運転するのが恐ろしいくらいに危険です。
近所付き合いがある
セミリタイアをして人間関係も自分でコントロールできるようになったのに…
田舎暮らしでは人間関係をコントロールしづらいです。
苦手な人とも付き合わなければいけなくなる可能性は高いです。
もし近所に苦手な人がいたら‥
せっかくのセミリタイアライフが台無しです。
すぐに噂が広がる
びっくりするくらいの速さで噂が回ります。
みんなが同じ家に住んでいるのかと思うくらいの速さです。
世間体が気になる方にとっては地獄のような環境です。
虫が大量にいる
私はこれが一番きつかったです‥
今までに出会ったことのないような虫が大量にいます。
夏場は換気で窓なんて絶対に開けられません。
そして家を出たら必ずといっていいほど虫に遭遇します‥
虫が苦手な人はそれだけでメンタルやられてしまいます。
蚊取り線香、虫よけスプレー‥
そんなもので退治できないくらいに本当に大量にいます。
自然との闘いが過酷
夏場の台風‥
下手したら土砂崩れに巻き込まれる可能性があります。
冬場の雪‥
早朝から雪かき‥
道路も雪に覆われて、家から身動きが取れない状況にもなります。
田舎での生活は自然との共存が難しいことを実感させられます。
花粉がとんでもなく辛い
花粉症じゃないかたも一発で花粉にやられます。
花粉の量は本当に異世界にきたのかと思うくらいに多いです。
住環境を一変される恐れがある
私が住んでいるところの近くに大規模な太陽光発電設備が設置されることになり、住民の反対運動が起きていました。
そんなことをされたらせっかくの田舎暮らしという環境が一変します。
山や、田畑が開発され太陽光パネルという人工物の光景が辺り一面に広がります。
元の生活が恋しくなる
大自然やスローライフなど都会にはない素晴らしい環境を求めて地方に移住する方も多いと思います。
最初の内は自由を手に入れた、大自然でのスローライフだなんて気持ちになりますが‥
必ず元の住環境が恋しくなります。
自ら行動しないと生活に変化が起きない
行動を起こさないと365日変化なしです。
なにか新しいお店も出店されません。人との出会いも限られてしまいます。
ローカルルールがある
ゴミの出し方から‥農作業時のルールなど…
古くからの慣習がたくさんあります。
特に農作業時の水を巡るルールを守らないと村八分になるので注意が必要です。
水の利権をめぐる争いは本当に恐ろしいです。
保守的な人が多い
良くも悪くも昔からの考え、常識を大切にする方が大半を占めています。
会社辞めてセミリタイアしましたなんて人はとんでもない変わり者扱いを受けます。
2023年6月現在、まだまだセミリタイアは非常識に分類されています。
非常識のことをやっている人は田舎生活になじめない可能性もあります。
ここまで拝見していただきありがとうございます。
もしお時間をいただけるのであればこちらの動画も拝見していただけると嬉しいです。
セミリタイア後にトカイナカに移住することのメリットを16個にまとめた動画を作成しました。