今回は資産は十分貯まっているのにセミリタイアできない‥後一年労働症候群の解決方法をお伝えします。
セミリタイアに踏み出せず、もう一年もう一年とやりたくない仕事を続けている方も多いのではないでしょうか?
私が資産1000万程度、その後の仕事も決まっていない状況でセミリタイアした経験をもとに、後一年労働症候群を解決する方法をお伝えします。
自己分析をする(時間)
後一年労働症候群を解決するには自己分析はとっても有効です。
セミリタイアをするにあたって重要な自己分析は3つです。
時間、人間関係、お金の自己分析です。
時間の自己分析は以下の3つをしてください。
①働いている時にどんな時間の使われ方をされたら嫌か
例:朝の出勤時間をコントロールされる、週5日労働、休日に仕事の電話がかかってくるなど
➁一日どんな時間の使い方をした時が一番幸せか
例:朝は目覚ましなしで起きて、太陽の光を浴びながら散歩して、お腹が空いたらご飯を食べて、眠くなったら寝る。
③時間とお金はどっちが大切か
例:時間の方が大切。時間は絶対に取り戻すことができないから
このように具体例を思いつく限り挙げていってください。
私は時間を求めてセミリタイアしました。
会社で働いていると絶対に時間をコントロールできません。勝手にコントロールされます。
どのような時間の使い方をするのかという選択肢も勝手に作られ、勝手に決められることさえあります。
時間の自己分析をすると今までどれだけ貴重な時間を好き勝手にコントロールされていたのか気づきます。
そして、自分の理想とする一日の時間の使い方を考えることによって、労働をしている時の時間の使い方とのとんでもないギャップに気づくことにもなります。
さらに時間とお金の関係はセミリタイアをする上で切っても切り離せない関係です。
お金が大切だと思う方はセミリタイア向きではないです。
自己分析をする(人間関係)
人間関係の自己分析は以下の3つです
①自分にとって大切な人をピックアップする
なんで大切なのかを思いつく限り列挙する。
➁どういう性格、価値観を持った人が好きかをピックアップする
なんでその性格、価値観が好きなのかも列挙する。
③どのような組織や人間関係の中に自分がいる時が幸せか考える
なんでその組織、人間関係の中にいると幸せなのかも列挙する
仕事の良し悪しを決めるのは人間関係が9割以上占めていると私は思います。
人間関係の自己分析をすると、これから大切にしていかねばならない人や人間関係が明確になります。
その中に取引先の人や、上司、部下などは絶対に入ってきません。
自分にとって大切な人、好きな人が明確になると、今までどれだけどうでもいい人間関係に時間を使っていたか、そして大切な人にどれだけ時間を使っていなかったかを実感します。
自己分析をする(お金)
お金の自己分析は以下の3つです
①自分一人で働くとしたらいくら稼げるか
➁自分でもお金を稼げる方法はどういったことがあるか
③年間いくらあれば楽しく生活できるか
セミリタイアしてもお金との付き合いは一生続きます。
そしてセミリタイアを思いとどまる最大の原因がお金です。
セミリタイアをして、自分のやりたい仕事でお金を稼げることが確証されていたら、今すぐにもやりたくない仕事を辞めると思います。
しかし、そんな確証はないので、お金の自己分析をしてセミリタイア後の自分のポテンシャルを考えてみて下さい。
働いて毎月給料をもらっていると、自分のお金を稼ぐポテンシャルについて真剣に考えることは少ないのではないでしょうか?
毎月同じような金額が同じ日にちに自動的に振り込まれることに慣れてしまい、自分のお金を稼ぐポテンシャルを考えなくなっています。そしてその自動化された環境に慣れてしまい、その会社で働くという選択肢しか選べない人が大変多くなっています。
他にもセミリタイアできない理由の動画を作成しています。
もしお時間をいただけるのであればこちらの動画もご覧いただけると嬉しいです。
セミリタイアをすることで何が不安なのか紙に書き出す
後1年労働症候群になる方の不安を取り除くには紙に書き出すことは有効です。
頭の中だけでセミリタイアの不安を考えていてはダメです。
目に見えるようにしておくことで考えがしっかり整理されます。
どうしても頭の中だけで整理しようとすると不安が不安のまま残ってしまいセミリタイアをするモチベーションにぶれが生じます。
紙に不安になることを書き出しておけばモチベーションが上下することは格段に減少します。
ここで注意点が2つあります。
1つ目は不安なモノを書き出す時は、なぜ不安なのか、その不安を解消するにはどうしたらいいのかを含めて書き出して下さい。
少しめんどくさいですが、不安は論理的に整理してみて下さい。
不安なことを紙に書き出すだけでは、ただ不安になるだけでセミリタイアするメンタルがぶれてしまいます。
注意点2つ目は、その不安が解消されたら紙から消して下さい。
その際に切り取るなどして完全に消してください。
ワード文書等で書くのもいいのですが‥私は紙に書くことをオススメします。
ワード文書に書く文字は誰が書いても同じ文字になります。
紙に文字を書けばあなたの文字です。
精神論で申し訳ないのですが‥その方が感情が入りやすいです。
何でセミリタイアしたいのか紙に書き出す
後1年労働症候群に陥っている方はセミリタイアしたい理由はたくさんあると思います。
紙に書き出す上でここでも注意点が一つあります。
セミリタイアしたい理由でマイナスなことは出来る限り具体的に書いて下さい。
例えば働きたくないからではなく、○○部署の○○が嫌で○○の仕事をしたくないからといったように具体的に書くことをオススメします。
具体的に書くことでセミリタイアをするモチベーションが格段に上がります。
セミリタイアしたらやりたいことを紙に書き出す
どんなに時間がかかっても思いつく限り徹底的に書き出して下さい。
どんな些細なことも、もらさず書き出して下さい。
やりたいことがあり過ぎて一度キリの人生では全部できないという気持ちになります。
そうなると‥やりたくないことに使う時間は本当に一分たりともないです。
セミリタイア達成はメンタル勝負です。
セミリタイア後にやりたいことというメンタルの土台をばっちり作ることが重要です。
生涯でかかるお金を計算する
セミリタイアをできる程度にお金が貯まっている方は自分の年間支出はしっかり把握していると思うので、生涯にかかるお金はすぐに計算できると思います。
ここで注意点が1つあります。
不確定な支出は考えてはダメです。
不確定な支出を定義すると、いつ支出することになるのか、いくら支出することになるのか、どのくらいの期間支出することになるのかが分からない支出のことです。
老後の医療費が多くの方にとって不確定な支出に該当します。
不確定な支出を考えていたらいつまで経ってもセミリタイアに踏み出せません。
こればっかりはその時になったら考えるべきです。
自分の力ではどうにもならないことを考えるとキリがありません。
これが後一年労働症候群を生み出している黒幕です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
他にもセミリタイアできない理由の動画を作成しています。
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